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令和5年 65歳以上の高齢化率、過去最高の「29.1%」(総務省が敬老の日にちなんで公表)

執筆者の写真: 坂の上社労士事務所坂の上社労士事務所

「敬老の日」に合わせ総務省統計局から、統計からみた我が国の65歳以上の高齢者のすがたについて取りまとめられた高齢者の人口推計が公表されました。


各種の統計調査の結果が紹介されていますが、主要なものは次のとおりです。

【高齢者の人口】(人口推計 2023年9月15日現在) 高齢者人口は3623万人(1950年以降初めての減少)

一方総人口に対する高齢者人口の割合は29.1%と過去最高


・75歳以上人口が初めて2000万人を超える

10人に1人が80歳以上となる

・本の高齢者人口の割合は、世界で最高(200の国・地域中)



【高齢者の就業】(労働力調査) ・高齢就業者数は、19年連続で増加し912万人と過去最多 就業者総数に対する高齢就業者の割合は、13.6%と過去最高

65~69歳、70~74歳の就業率は過去最高

・高齢雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は76.4%前年に比べ0.5ポイント上昇 一方で65~69歳では3年連続低下

・「医療,福祉」の高齢就業者は10年前の約2.7倍に増加

・高齢の就業希望する仕事の種類は男性は「専門的・技術的職業」が最も多く、女性は「サービス職業」が最も多い


・日本の高齢者の就業率は、主要国の中でも高い水準


各企業においては、高齢者の就業環境を整備していくことが不可欠といわれていますが、このような統計調査の結果を見ると、その重要性を再認識させられます。


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