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【令和8年税制改正】「178万円」の衝撃!課税最低限の爆上げで変わる日本の労働市場と企業の生存戦略
今回の法案は、物価高への対応、人手不足の解消、そして「強い経済」の実現という、日本が抱える喫緊の課題を解決するための強力な意思表示です。
これまで多くのパート・アルバイトの方が意識していた「税金の壁」が大幅に上昇し、企業の採用戦略や給与設計は根本的な見直しを迫られています。本稿では、この激動の改正を「働き方の変革」「企業の攻めの投資」「家計と将来負担」という3つの視点で深掘りします。
1.労働市場のゲームチェンジ!課税最低限「178万円」への大転換
今回の改正における最大の目玉は、中低所得層への配慮を目的とした所得税の課税最低限の特例的な引き上げです。
⑴なぜ「178万円」なのか?政府の狙いと仕組み
政府は物価上昇に負けない「手取り」を確保するため、異例の措置を講じました。
物価連動制の導入
2年ごとに物価上昇に合わせて基礎控除等の額を引き上げる仕組みを導入します。
基礎控除等の引き上げ
まず基礎控除の額と給与所得控除の最低保障額をそれぞれ4万円ずつ引き上げます。
特例的な先取り引き上げ
令和8年・9年分

坂の上社労士事務所
2月21日読了時間: 5分


【2025年賃金統計・超分析】名目賃金2%超えも実質は4年連続マイナス。人手不足と「働き控え」がもたらす日本経済の新局面
2025年の統計結果は、日本の労働市場が大きな転換点にあることを示しています。名目上の給与はバブル期以来の伸びを見せているものの、家計の購買力を示す実質賃金は依然としてマイナス圏から脱却できていません。この「数字上の改善」と「生活実弾の不足」のギャップが生む、企業経営への影響と対策を詳細に解説します。
1. 賃上げの構造分析:33年ぶりの「名目2%増」が意味するもの
2025年の現金給与総額(名目賃金)は1人平均355,919円となり、前年比で2.3%増加しました。これは5年連続のプラスであり、2%を超える伸びが2年続くのは、実に1992年以来33年ぶりの快挙です 。
【分析】なぜ名目は上がったのか?
歴史的なベースアップ(ベア)の浸透
2024年、2025年と2年連続で春闘回答が5%を超えたことが、実際に企業の給与原資を押し上げました。特に、基本給にあたる「所定内給与」が2.0%増と、6年連続でプラスを維持している点は、賃上げが一時的なボーナスではなく、固定給の底上げとして定着しつつあることを示しています。
パートタ

坂の上社労士事務所
2月10日読了時間: 4分


【令和8年最新】未払賃金立替払が激変!「書類不要」を実現する行政DXの正体とは?
令和8年(2026年)1月20日、未払賃金の立替払制度が大きな転換点を迎えました。今回の「賃金の支払の確保等に関する法律施行規則」の改正は、単なる「添付書類の削減」に留まらず、政府が進める「デジタル社会の実現」を実務レベルで体現するものです。
社労士の視点から、この改正が実務や労働者にどのようなインパクトを与えるのか、「デジタル化の真意」「手続きの簡素化」「社労士による代理請求」という3つの視点で深掘り解説します。
1. 【政府の狙い】「ワンスオンリー」の実現と行政連携の加速
今回の改正の背景には、令和3年および令和7年の閣議決定「デジタル社会の実現に向けた重点計画」があります。
行政機関間の情報連携:労働基準監督署が把握している立替払額の情報を、支払事務を行う「独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)」とシステムで共有します。
「ワンスオンリー」原則:一度提出した情報は二度出させない。行政が既に持っている情報は添付を省略させるという、利便性向上への強い意志が反映されています。
労働者にとっては、会社倒産という過酷

坂の上社労士事務所
1月24日読了時間: 3分


【2026年大転換】「手取り」と「働き方」はどう変わる?高市首相が推し進める「給付付き税額控除」の正体と、社労士が読み解く企業の針路
政府は2026年1月9日、首相官邸で「政府与党連絡会議」を開催しました。高市早苗首相は、今月中に超党派の「国民会議」を立ち上げ、「給付付き税額控除」を含む「社会保障と税の一体改革」をスピード感を持って進める方針を明言しました。
この動きは、単なる減税議論に留まらず、私たちの社会保障制度と「働くこと」のインセンティブを根本から変える可能性を秘めています。社労士の視点で、今知っておくべき3つのポイントに要約しました。
1. 【要約】社労士が注目する3つの視点
「年収の壁」を突破する新常識:就労促進と生活支援の両立
給付付き税額控除は、所得税から控除しきれない分を現金給付する仕組みです。特筆すべきは「収入に応じて給付が緩やかに減る」設計であり、従来の「年収の壁」による働き控え(就業調整)を防ぎ、人手不足に悩む現場の労働力確保に繋がることが期待されます。
「高福祉・低負担」からの脱却:社会保障制度の持続可能性
日本の社会保障は、給付水準に対して国民負担が低い「中福祉・低負担」の状態にあり、多額の赤字国債で賄われています。今

坂の上社労士事務所
1月13日読了時間: 4分


【社労士解説】シフト制の有給休暇が変わる!?不公平解消と計算の簡素化へ、最新の規制改革会議を徹底分析
店舗経営者や人事担当者の皆様、「シフト制スタッフの有給休暇、計算がややこしい」「不公平感が出て困っている」と感じていませんか?
2026年1月9日、内閣府の「働き方・人への投資ワーキング・グループ」において、まさにこの問題が議論されました。現在、全国に約990万人いるとされるシフト制労働者の処遇改善に向けた、大きな転換点となる可能性があります。
本記事では、社労士の視点から、提出された最新資料を徹底解読し、今後の実務に直結する3つのポイントに凝縮して解説します。
シフト制有休の「3つの視点」:現場の悩みを解決する改革の方向性
1. 「付与日数」の決定:契約上の日数ではなく「実態(実績)」ベースへ
シフト制では、契約時点で週の労働日数を固定するのが難しく、有休を何日付与すべきかの判断が実務上の大きな壁となっています。
現状の課題:労働条件通知書に「週3日」とあっても、実際には「週4日」働いているケースなど、契約と実態の乖離が労使トラブルの火種になっています。
改革の方向性:訪問介護労働者の事例(基発第0827001号)

坂の上社労士事務所
1月13日読了時間: 4分


【令和8年度厚労省予算案・完全解読】「人手不足」を「成長」に変える!社労士が読み解く、全施策網羅と企業の命運を決める3つの視点
令和8年度の厚労省予算案は、一般会計だけで35兆433億円(前年比2.1%増)という巨額の規模となりました。この予算の裏側には、人手不足を単なるピンチではなく、賃上げと生産性向上による「成長のチャンス」に変えようとする政府の強い意志が込められています。
以下、本資料の全容を漏れなく網羅し、社労士前田の視点から3つの核心的な視点に凝縮して深掘りします。
1.【経営革新】「三位一体の労働市場改革」の完遂と、物価を上回る賃上げの実現
政府は、賃上げと労働生産性の向上をセットで推進するため、1,961億円という巨額の賃上げ支援予算を計上しています。
「賃上げ」支援助成金パッケージ
中小・小規模企業に対し、業務改善助成金などを通じて、賃金引上げと設備投資を強力に支援します。
リスキリングによる能力向上(1,881億円)
教育訓練給付のさらなる拡充や、デジタル・生成AI人材の育成を推進します 。特に非正規雇用者が働きながら学びやすい環境整備が加速します。
ジョブ型人事の普及と労働移動
個々の企業の実態に応じた「ジョブ型人

坂の上社労士事務所
1月5日読了時間: 5分


プロが読み解く自民党・国民民主党「合意内容」の真実と、私たちが取るべき3つの戦略【2026年度税制改正】
2025年12月19日、自民・公明・国民民主などの間で「2026年度(令和8年度)税制改正大綱」の合意がなされました。ニュースでは「年収の壁、178万円へ引き上げ」という数字ばかりが注目されていますが、私たち実務家の視点で見ると、報道のイメージと現場の実態には大きな「温度差」があります。
まだ確定したわけではありませんが、この「合意内容(設計図)」を知っているかどうかで、家計で数百万円、企業経営では数千万円単位の差が生まれます。
今回は、経営者としての経験と社労士の実務視点から、今回の合意内容を「働き方」「住まい」「経営」の3つの視点で深掘り解説します。
1.【働き方】「178万円の壁」の正体と、消えない「社保の壁」
まず最大のトピックである「年収の壁」です。
報道では「103万円から178万円へ」と言われていますが、正確には今年の改正ですでに基礎控除等の非課税枠は160万円になっています。今回の合意は、そこからさらに18万円上乗せして「178万円」にするというものです。
☛社労士前田の「ここがポイント」
私が最も警鐘を鳴らした

坂の上社労士事務所
2025年12月20日読了時間: 5分


【緊急速報】令和7年年末調整に激震!マイカー通勤者の「手取りが増える」改正が決定~「3つの視点」で読み解く、企業が今やるべき実務対応~
令和7年11月19日、国税庁より通勤手当の非課税限度額引き上げに関する重要な政令が公布されました。この改正の最大のポイントは、「令和7年4月1日まで遡って適用される」という点です。つまり、今年の年末調整は例年と異なり、過去に支給した手当の「課税・非課税の判定」をやり直す必要があります。
経営者や経理・人事担当者が押さえておくべきポイントを、「お金(税務)」「リスク(法務)」「実務(労務)」の3つの視点でわかりやすく解説します。
1.「実質的な減税」還付金が発生する仕組み
従業員にとっての最大のメリットは、「過去に払いすぎた税金が戻ってくる」可能性がある点です。
遡及適用のインパクト
改正法は11月施行ですが、適用は「令和7年4月1日以後に支払われるべき通勤手当」からです。4月から10月までの間に「旧限度額」を超えて課税されていた部分が、今回の改正で「非課税」に変わります。
具体的な節税効果
例えば、片道50kmで自動車通勤し、月30,000円の手当を受けている場合。これまでは28,000円が非課税で2,000円が課税

坂の上社労士事務所
2025年11月19日読了時間: 4分


【社長・人事担当者 必読】賃上げ率4.4%の真実。9割の企業が見落とす「法的・財務的」落とし穴
厚生労働省は令和7年10月14日、「令和7年 賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」を公表しました。この調査は、全国の民間企業における賃金の改定状況を明らかにするもので、常用労働者100人以上を雇用する1,847社の有効回答を集計したものです 。
発表によると、1人平均賃金の改定率は4.4%、改定額は13,601円となり、比較可能な1999年以降で過去最高を記録しました。また、賃上げを実施した企業の割合は91.5%にのぼり、4年連続の増加となります。
この歴史的な賃上げの動きを、私たちはどう捉えるべきなのでしょうか。今回は、厚生労働省の資料をもとに、この重要なトピックを社労士前田の視点から分かりやすく解説していきます。
1.賃上げ後に潜む「3つの法的落とし穴」とその対策
令和7年の「過去最高」の賃上げは、従業員の意欲を高める絶好の機会です。しかし、その進め方を誤ると、後々大きな労務トラブルに発展しかねません。ここでは、経営者が知っておくべき法的なポイントを3つに絞って分かりやすく解説します。
① ルールブック(就業規則)の更新は絶対

坂の上社労士事務所
2025年10月15日読了時間: 9分


【2025年(令和7年)】地域別最低賃金が厚生労働省より公開されました/過去最大の引き上げとなります/106万円の壁も撤廃
厚生労働省より、2025年(令和7年)の地域別最低賃金が公開されました。今年は過去最大の引き上げとなります。
東京都は1,226円、全国で最高値となります。
今年は地方の最低賃金審議会で紛糾し、労使双方で対立もありました。
結果として、中央の最低賃金審議会で示した引き上げよりも、大幅に引き上げられることになりました。ただし、改定時期が来年になる県が6県あるなど、使用者側、会社へも配慮されたとのことです。
YouTube 坂の上チャンネルでも詳しく解説しておりますので、是非ご参考下さい。
特に、106万円の壁撤廃は、全国の中小企業に甚大な影響を及ぼします。
https://www.youtube.com/watch?v=uXTV2yXfr9s
★厚生労働省 「賃上げ」支援助成金パッケージ 厚生労働省は、生産性向上(設備・人への投資等)や、非正規雇用労働者の処遇改善、より高い処遇への労働移動等を通じ、労働市場全体の「賃上げ」を支援しています。そのため、令和7年度予算において「賃上げ」支援助成金パッケージを取りまとめました。

坂の上社労士事務所
2025年9月5日読了時間: 1分


【社労士解説】給与計算アウトソーシング・外注のメリット・デメリット!税理士より社労士に委託!理由は社会保険?給与計算ソフト使えない、エクセル計算、実務レベル低い、そんな社労士事務所はNG!
今回は、給与計算のアウトソーシング・外注化のメリットについて、千代田区・立川市・国分寺市を拠点に全国対応している坂の上社労士事務所代表の社労士(社会保険労務士)前田がわかりやすく解説します!
2025年は最低賃金も過去最高の引き上げ、石破茂総理大臣は最低賃金を2020年代に1,500円まで引き上げると明言しています!年金制度改正で厚生年金の上限等級引き上げも決定するなど、今後も社会保険料の増加は避けられません!様々な賃上げ圧力もあり、人件費の上昇は今後も見込まれます!そのような状況の中で、自社で給与計算を行う(内製化)ことが本当に良いのことなのか、考える必要があります!内製化のリスクやデメリットもしっかり把握しておきたいところです!
社労士前田は、給与計算のアウトソーシング・外注を推奨するものの、給与計算のアウトソーシングや外注にもデメリットはあります!例えば、委託先の社労士事務所が給与計算ソフトの使い方が全く分からない、基礎実務レベルが低い場合はどうしますか?メリットとデメリットの両面を比較し、自社に最適な方法を選択したいところで

坂の上社労士事務所
2025年8月7日読了時間: 4分
定額減税特設サイト開設(国税庁)/2024年6月以降、給与計算時にはご注意下さい
「令和6年度税制改正の大綱」において、令和6年分の所得税について、定額による所得税の特別控除(定額減税)を実施することとされました。 法案の国会提出前であっても、制度の詳細についてできる限り早急に公表することとされており、国税庁のホームページにおいても、特設サイトが設けられ...

坂の上社労士事務所
2024年2月26日読了時間: 3分
厚生労働省関係の主な制度変更が公表されています(令和5年4月)
厚生労働省より、同省関連の主な制度変更内容が公表されました。主な、雇用・労働関係の変更は次の通りです。
雇用・労働関係(令和5年4月~)>
▼月60時間を超える時間外労働の割増賃金率の引上げ(中小企業)
令和5年4月から、中小企業の月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金率

坂の上社労士事務所
2023年3月31日読了時間: 1分
賃金のデジタル払いに関するリーフレットが公開されています(厚生労働省)
令和5年4月1日施行の労働基準法施行規則の改正により、賃金のデジタル払い(一部の資金移動業者の口座への賃金支払)が可能となります。厚生労働省では、当該資料として、リーフレットを公表しています。
手続の流れ、注意点、万が一の場合の対応についてなど、概要が記載されています。

坂の上社労士事務所
2023年3月27日読了時間: 1分
令和5年4月1日より現物給与価額(食事・住宅)が改正されます
令和5年度の現物給与の価額が、令和5年4月より改定されます。
食事や住宅など、現物給与で支給している企業様は、確認が必要です。
具体的な価額については、以下をご参考下さい。
詳しくはこちら
☛よくある質問
Q1.現物給与とはどのようなものか?
A1.給与は、金銭で支給されるの

坂の上社労士事務所
2023年3月27日読了時間: 2分
オンライン事業所年金情報サービスを開始(日本年金機構)
令和5年1月より、e-Govのマイページから社会保険料額情報等をオンラインで取得・ 確認できるサービス(オンライン事業所年金情報サービス)が開始されました。具体的には、社会保険料額情報、保険料増減内訳書、被保険者データ等を電子データで受け取ることができます。電子データを社内...

坂の上社労士事務所
2023年2月19日読了時間: 1分
令和5年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます
協会けんぽより、令和5年3月分以降(4月納付分)の健康保険料率、介護保険料率が公表されています。 ▼改正のポイント 1.令和5年度の都道府県単位保険料率 ・静岡県を除く46都道府県で変更(引き下げが33道県。引き上げが13都府県) ・全国平均10%維持...

坂の上社労士事務所
2023年2月19日読了時間: 1分
賃金のデジタル払いを可能とするための「労働基準法施行規則の一部を改正する省令」案の概要が公表、Q&Aも公開
「労働基準法施行規則の一部を改正する省令」案が公開されています。施行予定日は令和5年4月1日、改正概要は以下の通りです。 1.賃金の支払方法として、労働者の同意を得た場合に、次の①~⑧の要件を満たすものとして厚生労働大臣の指定を受けた者(指定資金移動業者)のうち、労働者が指定する

坂の上社労士事務所
2023年1月30日読了時間: 2分
中小企業でも月60時間超の残業については割増率引き上げ(厚生労働省)
令和5年(2023年)4月1日から中小企業においても月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が引き上げられることについて、厚生労働省から、令和4年4月に更新したリーフレットが公表されております。 割増賃金率が引き上げられるのは、月60時間を超える時間外労働をさせた場合で、その月6

坂の上社労士事務所
2022年4月28日読了時間: 1分
2022年法改正カレンダー
1月1日 ①改正電子帳簿保存法 事前承認制度の廃止、スキャナ保存後の原本廃棄可能といった要件緩和、電子取引データを書面のみで保存不可、不正に対する措置の厳格化など ※2年の猶予期間あり ②改正雇用保険法 65歳以上の副業者への雇用保険適用 ③健康保険法 傷病手当金、受給開始日から

坂の上社労士事務所
2022年1月21日読了時間: 2分
