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【社労士が解説】連続勤務「最長48日間」を短縮へ!厚労省の労働基準法改正、裁量労働拡大と実務への影響を3つの視点で読み解く
2026年9月16日、厚生労働省の労働政策審議会労働条件分科会において、労働基準法などの改正に向けた本格的な議論が再開されました。2019年から順次施行された働き方改革関連法は、施行から5年後の見直しが法律で定められており、まさに今がその見直し時期に当たります。政府の「日本成長戦略」や「経済財政運営と改革の基本方針2026」において、心身の健康維持と柔軟で多様な働き方の実現を目指す方針が示されたことを受け、厚労省を中心に制度の見直しが検討されています。
今回の労働基準法改正の議論は、連続勤務「最長48日間」を短縮する規制強化や、厚労省が実態調査を進める裁量労働拡大、年次有給休暇のあり方、さらには労使コミュニケーションの要となる過半数代表者の適正化など、企業の実務に直結する重要なテーマが目白押しです。厚生労働省は、2027年の通常国会に改正案を提出することを目指しており、今後の動向から目が離せません。
本記事では、社会保険労務士の専門的な知見から、今回の審議会で示された論点を「3つの視点」に要約し、法改正の経緯や政府の狙い、そして今後の

坂の上社労士事務所
2 日前読了時間: 9分


【重要解説】民事訴訟制度の見直しが労務トラブルに与える影響とは?提訴前の証拠収集拡充に備える3つの視点と実務対策を社労士(社会保険労務士)が解説
2026年9月14日、法制審議会(法務大臣の諮問機関)において、民事訴訟制度の見直しに向けた議論が開始されました。今回の主な議題は、民事裁判を起こす企業や個人が、提訴前から証拠を集めやすくする仕組みの構築です。一見すると企業間のシステム開発トラブルや知的財産権侵害などを想定した議論に見えますが、実は企業の労務管理に多大な影響を及ぼす可能性を秘めています。
労働問題の専門家である社会保険労務士の視点から、法改正の動向を読み解き、企業が直面する課題と今後求められる実務上の対応策について、3つの視点から分かりやすく解説いたします。
1. 法改正の経緯と政府の狙い:なぜ今、民事訴訟法の見直しなのか
日本の民事訴訟は、当事者が自ら証拠を集めて裁判所に提出し、主張を立証しなければならない「弁論主義」を原則としています。しかし、この原則には大きな課題がありました。被告側が自らに不利となる証拠を自発的に提出することは極めて稀であり、原告側が必要な証拠を十分に集められないケースが多発しているのです。
十分な証拠が集まらなければ争点の整理が進まず

坂の上社労士事務所
4 日前読了時間: 7分


【2026年10月施行】社会保険の「月額88,000円要件」撤廃!手取り減少を防ぐ「保険料調整制度」の実務と企業の対応策を社労士(社会保険労務士)が徹底解説
2026年10月、パートタイム・アルバイトなど短時間労働者の社会保険適用において、歴史的な制度改正が施行されます。これまで社会保険加入の大きな壁となっていた「月額88,000円以上(年収約106万円)」という賃金要件が撤廃され、週20時間以上働く方の多くが新たに社会保険の加入対象となります。
これに伴い、新たに社会保険に加入する労働者の「手取りの減少」や、それを嫌う「働き控え(就業調整)」を防ぐための強力な支援策として、新たに「保険料調整制度」がスタートします。本記事では、この新たな制度の全容、法改正の背景と政府の狙い、そして実務上の注意点について、社会保険労務士の視点から深く、かつわかりやすく解説します。
■3つの視点で要約:保険料調整制度のポイント
まず、お忙しい経営者や人事労務担当者の皆様に向けて、本制度の核心を3つの視点で要約します。
1.【制度改正の背景と政府の狙い】
労働力人口が減少する中、短時間労働者が就業時間を抑える就業調整は日本経済の大きな課題でした。政府は月額88,000円要件を撤廃して社会保険の適用拡大を一気

坂の上社労士事務所
7 日前読了時間: 7分


【社労士前田が週刊文春でも解説】文春砲炸裂!「ウルトラマン」も驚く4000時間労働と違法リストラ疑惑の深層〜上場企業グループに問われる退職勧奨の適法性と親会社のガバナンス〜
「ウルトラマン」シリーズを手掛けるエンターテインメント企業に関する文春砲が大きな話題を呼んでいます。週刊文春および週刊文春電子版のスクープによって報じられたのは、極めて過酷な長時間労働(月平均300時間・年間約4000時間など)の疑いや、これに付随する大規模な退職勧奨(事実上のリストラ)、そして人事評価の操作疑惑です。本日の記事では、私(坂の上社労士事務所、代表前田)の解説も掲載されておりますので是非ご覧下さい。
【全社員の4分の1近くがいなくなり…】「ウルトラマン」シリーズの円谷プロで退職者が続出していた(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7124083b230ec03b0f2905e6a97320a6c7ed18c4
【全社員の4分の1近くがいなくなり…】「ウルトラマン」シリーズの円谷プロで退職者が続出していた(文春オンライン)
https://bunshun.jp/articles/-/89560#goog_rewarded
本件において留意すべきは、事案の直接の舞台と

坂の上社労士事務所
6月17日読了時間: 11分


【社労士解説】毎月勤労統計(2026年3月確報)から読み解く「実質賃金プラス転換」の死角〜「年収の壁」と企業間格差がもたらす労働力不足への処方箋〜
厚生労働省が2026年5月22日に公表した「毎月勤労統計調査(2026年3月分結果確報)」は、日本経済と労働市場における重大な転換点を示すデータとなりました。報道機関では「実質賃金のプラス転換」が大きく報じられる一方で、労働現場の最前線では「時給上昇に伴う労働時間の減少」という、経営の根幹を揺るがす深刻な事態が進行しています。
本稿では、特定社会保険労務士の視点から、政府統計の深層を3つの視点で高度に分析し、企業が今後の法改正や物価上昇の波を生き抜くための実践的な戦略を解説します。
1.実質賃金1.4%増の真実と、見過ごされる企業規模間格差
最新の確報値において、最も注目すべき指標は実質賃金指数の動向です。持家の帰属家賃を除く総合の消費者物価指数で実質化した現金給与総額は、前年同月比で1.4%増となり、指数は87.1を記録しました。
名目賃金(1人平均現金給与総額)の全体平均は318,563円(前年同月比3.1%増)となり 、一般労働者に限れば414,612円(同3.6%増)と力強い伸びを示しています。これは、春季労使交渉によ

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5月22日読了時間: 7分


「AIが仕事を奪う」は大嘘!500年の歴史が証明する『仕事激増』の未来を社労士(社会保険労務士)が断言
「AIが人間の仕事を奪う」「AIのせいで人間がバカになる」 最近、テレビやネットを開けば、こうした不安を煽るニュースばかりが目につきます。「事務職が減って、ブルーカラーが増えている。労働市場の危機だ」と騒ぎ立てるマスコミも少なくありません。
しかし、日々企業の人事労務に向き合う社会保険労務士の視点から言わせていただければ、これらはすべて的外れな大嘘です。
世間のこうした騒ぎは、テクノロジーの転換期に必ず起きる「一過性のお祭り騒ぎ」であり、単なる流行に過ぎません。ネットやマスコミの極端な煽りに感情を揺さぶられることなく、ドライに受け流せばいいのです。
なぜなら、テクノロジーと労働の歴史を振り返れば、これから何が起きるのかは明白だからです。
1.テクノロジーの歴史が証明する「たった一つの事実」
「新しい技術が人間の仕事を奪う」という恐怖は、今に始まったことではありません。過去500年の労働史を見ると、人間はテクノロジーの進化のたびに同じ恐怖を抱き、そして毎回それが間違いであったことを証明してきました。
【第1・第2次産業革命】

坂の上社労士事務所
5月19日読了時間: 5分


2026年「裁量労働制」大転換の号砲 ―― 厚労省実態調査が示唆する「労働力希少社会」の生存戦略と健康経営の核心
令和8年(2026年)4月17日、厚生労働省の労働条件分科会において、日本の労働環境を大きく変える可能性を秘めた決定が下されました。それは、「裁量労働制の運用状況に関する大規模な実態調査」の実施です。
現在、日本は深刻な労働力供給制約に直面しています。こうした中、単なる労働時間の短縮ではなく、いかにして「労働の質」と「付加価値」を高めるかが、企業存続の鍵となっています。裁量労働制は、その本命とも言える制度ですが、同時に長時間労働の温床となる懸念も根強く、労使の議論は平行線を辿ってきました。
本稿では、最新の分科会資料を解析し、特定社会保険労務士の視点から、裁量労働制の現状と未来、そして企業が取るべき戦略を「3つの核心的視点」で解き明かします。
1.2026年実態調査の衝撃 ―― 「エビデンスに基づく制度拡大」への布石
今回、厚労省が調査に踏み切った最大の理由は、「制度見直しの議論を加速させるための最新データの確保」にあります。
1. なぜ「今」調査が必要なのか
政府が推進する「日本成長戦略」において、労働市場改革は最優先事項の一つ

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4月17日読了時間: 6分


「45時間の壁」を超えて:高市政権が描く「もっと働きたい改革」の全貌と労務実務への衝撃
2026年4月15日、官邸にて自民党の岸田文雄本部長から高市早苗首相へ、労働基準監督署(労基署)による残業削減の「一律指導」を見直すことを柱とした提言書が手渡されました。この政策の狙いは、労働力を確保し、経済成長へとつなげることにあります。
岸田氏は面会後の取材で、「働きたいという労働者の主体的な判断が大前提だ」と強調しました。これは、国家が個人の労働時間を一律に縛る時代から、個人のキャリア選択と労使の合意を尊重する時代へのパラダイムシフトを象徴しています。
1. 労基署の役割変化:指導の「質」が「削減」から「遵法支援」へ
これまでの労基署は、法的に有効な三六(サブロク)協定や特別条項を締結している企業に対しても、月45時間を超える残業については一律に削減を求める傾向がありました。しかし、今回の提言は、この運用の抜本的な見直しを求めています。
違法残業の防止と三六協定の適正化
提言では、労基署の役割を「単なる削減要請」から、「三六協定や特別条項を適正に締結するための指導や助言」へと再定義しています。
形式から実態へ

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4月15日読了時間: 5分


【提言】「1日8時間」の呪縛を解き放てるか—2026年、労働時間制度の大転換期とその実務的急所
労働時間制度は「守り」から「攻め」のフェーズへ
2026年3月11日、日本成長戦略会議の労働市場改革分科会において、日本の労働時間制度を根本から揺るがす議論が始まりました。厚生労働省や経済界(日本商工会議所等)が提出した資料を読み解くと、政府が描くシナリオは単なる「残業削減」のフェーズを終え、「労働力の希少性を前提とした最適配置」という極めて高度な次元へと移行しています。
私、特定社会保険労務士の前田力也は、数多くの企業の労務管理に携わる中で、現在の硬直的な労働時間制度が、かえって労働者の健康を損ない、企業の生産性を押し下げている「制度のミスマッチ」を痛感しています。
本稿では、最新の政策動向と実務上の盲点を、社労士の視点から3つの論点に絞って解説します。
1.「1日8時間原則」の限界と、気候変動が強いる規制緩和の必然性
現在、政府の議論で焦点となっているのが、変形労働時間制の要件緩和です。
1. 酷暑という「不可抗力」と労働基準法の乖離
1947年に制定された労働基準法の根底には、工場労働をモデルとした「1日8時間、週40時間

坂の上社労士事務所
4月4日読了時間: 5分


【2026年労働市場改革の全貌】「労働力希少社会」を生き抜く経営戦略と人的資本投資のパラダイムシフト
現在、我が国の労働市場は歴史的な転換点を迎えています。2040年には深刻な労働力不足が予想される中、政府は「経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太方針)」に基づき、前例のない規模での労働市場改革を加速させています。
特に注目すべきは、文部科学省が進める「産学連携リ・スキリング・エコシステム構築事業(REFRESH)」と、厚生労働省による「雇用保険法の大改正」です。これらは単なる教育支援の枠を超え、企業の付加価値向上と労働者の処遇改善を直結させる「新しい資本主義」の具体的な実行フェーズに入っています。
本記事では、特定社会保険労務士の視点から、今回の改革の核心を「3つの視点」で解読し、経営者が押さえるべき今後の動向と実務上の注意点を深掘りします。
1.産学連携による「リ・スキリング・エコシステム」の誕生とAEWの衝撃
政府は令和7年度以降、大学や専修学校を核とした「リ・スキリング・エコシステム」の構築に巨額の予算を投じています 。その象徴が、文部科学省の「REFRESH」事業です。
1. 「アドバンスト・エッセンシャルワーカー

坂の上社労士事務所
4月4日読了時間: 6分


【2026年4月解禁】「130万円の壁」は過去のものへ?労働契約認定の新時代を徹底解説
厚生労働省から令和8年3月9日付で、「労働契約内容による年間収入が基準額未満である場合の被扶養者の認定における年間収入の取扱いに係るQ&A(第2版)」が公表されました。これは、いわゆる「130万円の壁」をめぐる実務に劇的な変化をもたらす、2026年4月1日からの新制度運用を詳細に解説したものです。
本記事では、特定社会保険労務士の視点から、この大転換の全貌を「制度の背景・狙い」「改正の具体的内容」「実務上の重要注意点」という3つの視点で深掘りし、経営者・人事担当者、そして働く皆様に資する決定版の専門解説をお届けします。
なぜ今、被扶養者認定のルールが変わるのか
長年、パートタイマーやアルバイトとして働く方々を悩ませてきたのが「130万円の壁」です。これまでは、実績としての給与明細や課税証明書をベースに判断されていたため、「残業が増えて一時的に収入が上がったら、扶養から外されてしまうのではないか」という不安が、就業調整(働き控え)の大きな要因となっていました。
今回の改正は、その「実績ベース」から「契約ベース」へと舵を切るものです。政府

坂の上社労士事務所
3月11日読了時間: 5分


物流革命2024-2027:運送業の「生存」と「成長」をかけた社労士的深掘り解説~改善基準告示の厳格化から、CLO選任・許可更新制導入まで、経営者が今すぐ打つべき次の一手~
「物流の2024年問題」に端を発した物流・運送業界の激震は、2025年から2026年、そして2027年にかけて、業界の構造そのものを根底から覆す「第2、第3の大変革」へと突入しようとしています。運送事業者はもとより、荷主企業にとっても「知らなかった」では済まされない法的義務と社会的責任が次々と課されます。
本稿では、最新の改正改善基準告示(令和6年4月適用)から、2026年の物流効率化法本格適用、さらには2027年に予定されている独占禁止法の告示改正までを網羅し、社会保険労務士の視点から「コンプライアンス」「荷主責任」「生き残り戦略」の3つの視点で、これからの激動期を勝ち抜くための経営指針を徹底解説します。
物流業界を襲う「3つの変革の波」
現在、日本の物流はかつてない転換点にあります。これまでは、長時間労働と多重下請け構造という歪んだ慣行の上に成り立ってきましたが、政府はこれを法規制によって強制的に是正する舵を切りました。
第1の波(2024年4月~)
労働環境の劇的改善 トラック運転手の残業上限規制(年960時間)の適用

坂の上社労士事務所
3月10日読了時間: 8分


【2026年12月施行】改正公益通報者保護法の「最終警告」:刑事罰導入と立証責任の転換で変わる、これからの人事労務実務
2026年12月1日、日本の企業統治(コーポレート・ガバナンス)は未曾有の転換点を迎えます。2025年6月に成立した改正公益通報者保護法は、単なる「ルールの微調整」ではありません。それは、企業が「隠蔽」という選択肢を事実上失い、「報復行為=犯罪」として経営者が刑事責任を問われる時代の幕開けを意味します。
本稿では、特定社会保険労務士の視点から、政府の狙いや改正の経緯、そして現場が直面する「立証責任の転換」という巨大な壁を乗り越えるための実務対応を、かつてない深さで徹底解説します。
1. 改正の経緯と政府の強固な意志:なぜ今、刑事罰なのか?
「自浄作用」の欠如が経済を蝕む
公益通報者保護法は、2004年に「食品偽装」や「リコール隠し」といった企業の不祥事を契機に制定されました。しかし、制定から約20年が経過した今もなお、通報者への報復や「にらみ」を恐れて通報を躊躇する文化は根強く残っています。
政府の狙いは明白です。「不正を隠し通せる」という企業の甘い幻想を打ち砕き、内部からの自浄作用を強制的に発動させることで、国民生活の安定と経済の

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2月27日読了時間: 6分


【緊急解説】高市首相が裁量労働制の見直しを表明!「自由な働き方」か「定額働かせ放題」か?社労士が紐解く3つの真実
こんにちは。社会保険労務士の前田です。今日は、私たちの働き方の根幹を揺るがす「裁量労働制」について、最新の政治動向と実務上の重要ポイントをリンクさせながら、プロの視点で徹底解説していきます。
特に注目すべきは、2026年2月20日の施政方針演説で高市早苗首相が表明した「裁量労働制の見直し」です。これまでの「時間で縛る働き方」から「成果と裁量で勝負する働き方」へと、国が大きく舵を切ろうとしています。今回のニュースと厚生労働省の資料を深く読み解くと、私たちが直面する未来が3つの視点で見えてきます。
第1の視点は、「政府の狙いと制度改正の歴史的背景」です。2024年4月に改正された現行制度では、労働者の「個別の同意」や「同意の撤回手続き」の整備、さらには「勤務間インターバル」の導入といった健康確保措置が厳格化されました。しかし、今回の高市政権の動きは、これをさらに一歩進め、経済成長の「スイッチ」として裁量労働制を位置づけています。具体的には、経団連などが強く要望している「営業職やコンサルタント」への対象拡大や、導入手続きの緩和が検討の遡上に載っ

坂の上社労士事務所
2月21日読了時間: 3分


【2026年診療報酬改定】「物価高騰・賃上げ」への異次元対応が決定!医療経営を救う「インフレ加算」の正体と、社労士が読み解く「処遇改善」の勝ち筋とは?
医療・介護現場の経営者・人事担当者の皆様、大変なニュース(日本経済新聞等)が入ってきました。厚生労働省は2026年度(令和8年度)の診療報酬改定において、これまでにない「インフレ対応」の加算項目を新設することを決定しました。
今回の改定は、単なる単価調整ではありません。「3.09%」という高水準の改定率(2年度平均)の裏側にある、政府の強い危機感と、医療機関が生き残るための「人件費シフト」のメッセージを読み解く必要があります。
社労士の視点から、今回のニュースを3つの重要ポイントで要約し、厚生労働省などの行政資料から読み取れる深掘り情報を解説します。
1. 【要約】社労士が注目する「3つの視点」
①「物価・賃上げ連動型」改定への歴史的転換
今回の目玉は、2026年度に0.41%、2027年度に0.82%と、段階的に引き上げられる「インフレ対応加算」です。これまでは「過去のコスト」を評価していましたが、今回は「将来の物価予測」に基づき加算額を調整する仕組みが導入されます。これは、医療機関が安心して賃上げを計画できる環境を整えるための「

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1月13日読了時間: 4分


【社労士解説】シフト制の有給休暇が変わる!?不公平解消と計算の簡素化へ、最新の規制改革会議を徹底分析
店舗経営者や人事担当者の皆様、「シフト制スタッフの有給休暇、計算がややこしい」「不公平感が出て困っている」と感じていませんか?
2026年1月9日、内閣府の「働き方・人への投資ワーキング・グループ」において、まさにこの問題が議論されました。現在、全国に約990万人いるとされるシフト制労働者の処遇改善に向けた、大きな転換点となる可能性があります。
本記事では、社労士の視点から、提出された最新資料を徹底解読し、今後の実務に直結する3つのポイントに凝縮して解説します。
シフト制有休の「3つの視点」:現場の悩みを解決する改革の方向性
1. 「付与日数」の決定:契約上の日数ではなく「実態(実績)」ベースへ
シフト制では、契約時点で週の労働日数を固定するのが難しく、有休を何日付与すべきかの判断が実務上の大きな壁となっています。
現状の課題:労働条件通知書に「週3日」とあっても、実際には「週4日」働いているケースなど、契約と実態の乖離が労使トラブルの火種になっています。
改革の方向性:訪問介護労働者の事例(基発第0827001号)

坂の上社労士事務所
1月13日読了時間: 4分


【令和8年度厚労省予算案・完全解読】「人手不足」を「成長」に変える!社労士が読み解く、全施策網羅と企業の命運を決める3つの視点
令和8年度の厚労省予算案は、一般会計だけで35兆433億円(前年比2.1%増)という巨額の規模となりました。この予算の裏側には、人手不足を単なるピンチではなく、賃上げと生産性向上による「成長のチャンス」に変えようとする政府の強い意志が込められています。
以下、本資料の全容を漏れなく網羅し、社労士前田の視点から3つの核心的な視点に凝縮して深掘りします。
1.【経営革新】「三位一体の労働市場改革」の完遂と、物価を上回る賃上げの実現
政府は、賃上げと労働生産性の向上をセットで推進するため、1,961億円という巨額の賃上げ支援予算を計上しています。
「賃上げ」支援助成金パッケージ
中小・小規模企業に対し、業務改善助成金などを通じて、賃金引上げと設備投資を強力に支援します。
リスキリングによる能力向上(1,881億円)
教育訓練給付のさらなる拡充や、デジタル・生成AI人材の育成を推進します 。特に非正規雇用者が働きながら学びやすい環境整備が加速します。
ジョブ型人事の普及と労働移動
個々の企業の実態に応じた「ジョブ型人

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1月5日読了時間: 5分


労働者性をめぐる3つの重要動向:国内外の最新判例と実務上の注意点を社労士(社会保険労務士)が解説
近年、フリーランスやギグワーカーといった働き方が多様化する中で、「労働者性」(労働基準法上の労働者に該当するか否か)の判断は、労務管理における最重要課題の一つとなっています。
契約書で「業務委託」と定めていても、実態が「雇用」であれば労働法規が全面的に適用されるため、この判断を誤ると、未払残業代や社会保険料の遡及適用など、企業にとって重大なリスクとなります。
『労働基準法における「労働者」に関する研究会 第4回資料』を分析すると、この「労働者性」の判断基準は、国内外で大きな転換期を迎えていることがわかります。今回は、実務上の観点から、3つの重要ポイントに絞って解説します。
1. 伝統的な攻防:「業務の性質」論と実質的な指揮監督
労働者性を判断する上で最も重要な要素は「指揮監督関係の有無」ですが、実務上、この解釈が最も割れるポイントです。
【現状の課題と対立】
企業側(労働者性否定)の典型的な主張は、「業務の性質上、当然に必要な指示」であり、指揮監督には当たらない、というものです 。
否定事例(業務の性質論)

坂の上社労士事務所
2025年10月30日読了時間: 8分


令和7年版「過労死等防止対策白書」の深掘り分析:社労士(社会保険労務士)視点からの考察
令和7年版白書は、過労死等防止対策推進法施行後10年間の軌跡と現状を示す重要な資料です。一定の成果は見られるものの、依然として深刻な課題が浮き彫りになっています。社労士(社会保険労務士)の視点から、特に注目すべき点を深掘りします。
1.注目すべき事例・傾向:メンタルヘルス不調の急増と多様化するリスク要因
白書が示す最も顕著な傾向は、精神障害による労災請求・認定件数の急増です。特に自殺(未遂含む)以外の事案が大幅に増加しており、平成22年度比で請求件数は約3.5倍 、認定件数は約4倍に達しています。
女性・若年層の増加
従来、過労死・過労自殺は中高年男性の問題と捉えられがちでしたが、精神障害事案では女性の請求・認定件数が近年男性を上回る水準となっています。年齢別に見ても、若年層(20代・30代)での認定件数が多くなっています。
業種による偏在
精神障害事案は「医療、福祉」(特に社会保険・社会福祉・介護事業)で突出して多く、近年さらに急増しています。脳・心臓疾患では依然として「運輸業、郵便業」(特に道路貨物運送業)が最多で

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2025年10月29日読了時間: 6分


【全論点・徹底解剖】労政審「労働条件分科会」が示す未来図。2026年以降の労働法制はこう変わる!企業実務への影響「13の大変化」
令和7年10月27日に開催された厚生労働省の労働政策審議会(労政審)労働条件分科会。この会議で示された資料と議論は、単なる法改正の兆しではなく、日本の「働き方」の未来を決定づける設計図そのものです。
今回は、この分科会の全資料を「誰が、何を、なぜ、どのように、いつ」という観点から徹底的に分析・統合し、今後数年で訪れる「13の法改正シナリオ」を、専門的かつ分かりやすく解説する完全版です。
これは、すべての経営者と労務担当者が今から備えるべき、未来の労務管理の「新しいルールブック」です。
第1部:労働者の「確実な休息」の確立へ
最初の大きな柱は、従来の「時間規制」から一歩進み、「労働から確実に解放される時間(=休息)」を法的に担保しようとする強い意志です。
1.勤務間インターバル制度:努力義務から「義務化」へ
【What】何がどう変わるのか?
現状:終業から次の始業までに一定の休息時間を設けることは、労働時間等設定改善法上の「努力義務」に留まっています。
改正案:これを「義務化」する方向で議論が進んでいます。労働者

坂の上社労士事務所
2025年10月28日読了時間: 17分
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