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【続報・社労士解説】はま寿司「洗剤混入動画」で43歳男がスピード逮捕。SNS再生回数目的という犯人の迷惑行為が問われる重罪と、企業に求められる「ゼロトレランス」と従業員保護
先日SNS上で急拡散され、社会に大きな衝撃を与えた大手回転寿司チェーン「はま寿司」での迷惑行為について(前回記事ご参照:【社労士が解説】はま寿司「洗剤ドバドバ」動画拡散等の迷惑行為と企業の防衛策――裁判例から読み解く法的制裁と、カスハラ法制化に向けた安全配慮義務)、事態は急展開を迎えました。埼玉県警は6月3日、店舗で注文した商品に食器用洗剤のようなものをかける動画を撮影・投稿したとして、威力業務妨害の疑いで埼玉県毛呂山町の無職の男(43)を逮捕しました。
報道によれば、容疑者は「SNSの再生回数を増やしたかった」と供述しており、かけた液体については「洗剤の容器に入れた水だった」と主張しています。しかし、はま寿司側は「到底容認できない」として、損害賠償請求も視野に厳正に対処する方針を明らかにしています。
5月27日の犯行発生からわずか1週間でのスピード逮捕は、外食産業全体、そして現場で働く従業員にとって非常に大きな意味を持ちます。社会保険労務士・危機管理の専門家の視点から、今回の逮捕劇が企業防衛と労務管理にもたらす影響、そして今後の法改正の動向

坂の上社労士事務所
2 日前読了時間: 6分


【徹底解説】2026年「カスハラ・就活セクハラ」対策義務化の実務と本質ー精神障害の労災急増から読み解く企業防衛の最前線
現代の企業経営において、「ハラスメント」は単なる職場内の人間関係のトラブルという枠を超え、企業の存続を揺るがしかねない重大な経営リスクとなっています。近年、ハラスメントに起因する精神障害の労災認定件数は急増しており、メディアでも連日のように企業不祥事として報じられています。
こうした社会情勢を背景に、政府は労働施策総合推進法等の法改正を行い、パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント等の防止措置を事業主に義務付けてきました。そして、令和8年(2026年)10月1日には、かねてより社会問題化していた「カスタマーハラスメント(顧客等からの著しい迷惑行為)」および「求職者等に対するセクシュアルハラスメント(就活セクハラ)」の防止対策がいよいよ企業に義務化されます。
本稿では、特定社会保険労務士としての専門的知見から、複雑化するハラスメント問題の現状を解き明かし、企業が直面する実務上の課題と、今後の動向を踏まえた抜本的な解決策を「3つの視点」で深く解説します。感情論を排し、法的な根拠と冷静な実務対応に基づく「毅然とした組織防衛」のあり方につい

坂の上社労士事務所
5月29日読了時間: 11分


【社労士解説】企業ブランドを根底から揺るがす「従業員の違法薬物問題」と最新の実務対応〜大麻・指定薬物事案から紐解くコンプライアンスと労務管理の最前線〜
近年、スポーツ界における現役選手や元選手の違法薬物事案が相次いで発覚し、社会に大きな衝撃を与えています。バレーボール男子日本代表の佐藤駿一郎容疑者(26)が麻薬取締法違反(所持)の疑いで逮捕された事件や、元広島の羽月隆太郎氏(26)がゾンビタバコと呼ばれる指定薬物を使用したとして医薬品医療機器法違反で有罪判決を受けた事件は、単なる個人の犯罪という枠を超え、所属する企業や組織のコンプライアンス体制、さらには労務管理のあり方に深刻な課題を突きつけています。
本稿では、日々の企業法務・労務問題に向き合う社会保険労務士の視点から、報道資料および過去の裁判例を分析・解読し、企業が直面するリスクと今後の実務対応について深く掘り下げて解説します。
【要約】事案を読み解く3つの専門的視点
本件の背後にある本質的な課題を浮き彫りにするため、まずは以下の3つの視点から事案を要約します。
グレーゾーン薬物の巧妙化と法整備のタイムラグ
元プロ野球選手の事案で問題となったエトミデート(通称:ゾンビタバコ)は、使用直後から激しいめまいや手足の震え

坂の上社労士事務所
5月28日読了時間: 9分


【社労士が解説】はま寿司「洗剤ドバドバ」動画拡散等の迷惑行為と企業の防衛策――裁判例から読み解く法的制裁と、カスハラ法制化に向けた安全配慮義務
近年、飲食店等における客の悪質な迷惑行為、いわゆる「客テロ」の動画がSNSで拡散される事態が後を絶ちません。直近でも、大手回転寿司チェーン「はま寿司」とみられる店舗で、レーン上の寿司に洗剤をかけるという極めて悪質な動画が拡散され、同社は「到底容認できない」として警察への相談を含め厳正に対処する方針を示しています。
これらの事象は、単なる「対顧客のトラブル」として片付けることは到底できません。企業のブランドイメージや株価に甚大な被害を及ぼすだけでなく、現場で働く従業員の身体的・精神的な安全を脅かす「重大な労務管理上の脅威(広義のカスタマーハラスメント)」です。
本記事では、社会保険労務士(社労士)の視点から、過去の代表的な裁判例を整理するとともに、法制化が進むカスハラ対策と企業が講じるべき実務対応について解説します。
1.【法務・司法】一目でわかる「客テロ」裁判例――巨額賠償と実刑判決の実態
SNSの承認欲求を満たすための悪ふざけは、企業に計り知れない経済的損失をもたらします。現代の企業はこれに対し、民事・刑事の両面から一切の妥協を許さ

坂の上社労士事務所
5月28日読了時間: 7分


【社労士解説】フリーランス法執行の新フェーズ:令和8年公取委勧告と厚労省「申出制度」が突きつける発注実務の抜本的転換と企業の社会的責任
令和6年11月の「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス法)」施行から約1年半。日本の労働市場におけるパラダイムシフトを牽引する同法は、いよいよ明確な「行政処分の対象」として、その牙をむき始めました。
令和8年3月、公正取引委員会は放送事業者2社(A社・J社)に対して、フリーランス法違反による勧告を行い、その企業名および違反事実を公表しました。さらに、これと軌を一にするように、厚生労働省は「フリーランス・事業者間取引適正化等法の違反被疑事実についての申出窓口(申出制度)」の運用を本格化させています。
本稿では、人事労務および企業コンプライアンスの専門家である社会保険労務士の視点から、今回の勧告事例と厚労省の申出制度という2つの刃が意味する法的・実務的インパクトを解読します。単なる違反事例の紹介にとどまらず、法律改正の深層にある政府の狙いや、企業が直面する未知のガバナンス・リスク、そして持続可能な企業成長のための具体的処方箋までを、3つの核心的視点を交えて深く解説します。
1.公取委勧告事例の解析:専門家が読み解く「

坂の上社労士事務所
5月15日読了時間: 10分


【カスハラQ&A】「2026年ハラスメント転換」の全貌:カスハラ・求職者セクハラ義務化で問われる企業の“真の防衛力”と人権ガバナンス
令和8年10月1日より、労働施策総合推進法および男女雇用機会均等法の改正が施行され、カスタマーハラスメント(以下、カスハラ)対策と求職者等に対するセクシュアルハラスメント(以下、求職者セクハラ)対策が、企業の「法的義務」へと昇格します。厚生労働省から公表された最新の通達とQ&Aに基づき、実務上の重大な変更点を社会保険労務士の視点で解説します。
1. 【カスハラ対策】企業の責任範囲は「契約」の外まで広がる
今回の改正の最大の特徴は、保護すべき「職場」と「顧客」の定義が極めて広範である点です。
「潜在的な顧客」や「近隣住民」も対象
まだ商品を購入していない者や、今後顧客になる予定のない施設近隣の住民からの言動であっても、業務上の関連性があり、3つの要素を満たせばカスハラに該当します。
現場の「録音・録画」とプライバシーのバランス
事実確認のために録音・録画を行うことが有効な対処として示されましたが、個人情報保護法に基づき、あらかじめ利用目的を公表(ホームページ掲載等)しておくなどの実務的な準備が不可欠です。

坂の上社労士事務所
5月11日読了時間: 5分


【社労士提言】ハラスメント対策は「企業の慈悲」から「経営の絶対条件」へ:令和8年最新動向と実務対応の極意
日本の労働市場は今、歴史的な転換点を迎えています。かつて「職場内の問題」と片付けられていたハラスメントは、今や顧客、そして未来の社員である就活生へとその対象を広げ、法的な包囲網が完成しつつあります。
令和8年3月、厚生労働省のポータルサイト「あかるい職場応援団」にて更新された一連の資料は、単なる周知用ツールではありません。それは、企業が「従業員の尊厳」を守ることが、人材確保とブランド維持に直結するという政府からの強いメッセージです。特に注目すべきは、令和8年10月1日から義務化される「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」です。
本稿では、経営者が今最も注目すべきハラスメント対策の「現在地」と「未来図」を、社労士としての専門知見に基づき解き明かします。
1.法改正の深層――「職場内」から「社会全体」へ広がる防衛線
・職場内ハラスメントの「深化」
すでにパワーハラスメント(パワハラ)、セクシュアルハラスメント(セクハラ)、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントは、労働施策総合推進法等に基づき、全ての事業主に防止措置を講じることが

坂の上社労士事務所
3月27日読了時間: 5分


【保存版】2026年「ハラスメント対策」新時代へ。カスハラ・求職者セクハラ義務化の衝撃と実務対応のすべて
令和8年10月1日、日本の労働環境は大きな転換点を迎えます。これまで「現場の忍耐」に頼ってきたカスタマーハラスメント(以下、カスハラ)対策、そして「法の盲点」であった求職者へのセクシュアルハラスメント(以下、求職者セクハラ)対策が、ついに事業主の法的義務となります。
「お客様は神様」という幻想が終わりを告げ、労働者を守ることが企業の持続可能性に直結する時代の到来です。本稿では、特定社会保険労務士の視点から、この歴史的な法改正の深層を3つの視点で徹底解説します。
1.なぜ今、義務化なのか?――改正の経緯と政府の狙い
今回の法改正(改正労働施策総合推進法・男女雇用機会均等法)の背景には、深刻な人手不足と、それに伴う「労働資産の保護」という切実な課題があります。
1. 労働者のメンタルヘルスと離職防止
カスハラは、労働者に甚大な精神的苦痛を与え、能力発揮を阻害するだけでなく、休職や離職に直結します。政府は、ハラスメントによる労働力の損失を防ぐことを最優先課題としています。
2. 「対等な関係」の再構築
これまでの日本社会では、顧客と事

坂の上社労士事務所
3月3日読了時間: 5分


【2026年12月施行】改正公益通報者保護法の「最終警告」:刑事罰導入と立証責任の転換で変わる、これからの人事労務実務
2026年12月1日、日本の企業統治(コーポレート・ガバナンス)は未曾有の転換点を迎えます。2025年6月に成立した改正公益通報者保護法は、単なる「ルールの微調整」ではありません。それは、企業が「隠蔽」という選択肢を事実上失い、「報復行為=犯罪」として経営者が刑事責任を問われる時代の幕開けを意味します。
本稿では、特定社会保険労務士の視点から、政府の狙いや改正の経緯、そして現場が直面する「立証責任の転換」という巨大な壁を乗り越えるための実務対応を、かつてない深さで徹底解説します。
1. 改正の経緯と政府の強固な意志:なぜ今、刑事罰なのか?
「自浄作用」の欠如が経済を蝕む
公益通報者保護法は、2004年に「食品偽装」や「リコール隠し」といった企業の不祥事を契機に制定されました。しかし、制定から約20年が経過した今もなお、通報者への報復や「にらみ」を恐れて通報を躊躇する文化は根強く残っています。
政府の狙いは明白です。「不正を隠し通せる」という企業の甘い幻想を打ち砕き、内部からの自浄作用を強制的に発動させることで、国民生活の安定と経済の

坂の上社労士事務所
2月27日読了時間: 6分


【社労士激白】横浜市長の暴言告発は「氷山の一角」か?裁判例から紐解く1億円超のパワハラ賠償リスクと令和の防衛策
今、全国の経営者と人事担当者に激震が走っています。横浜市の山中市長に対し、現役の人事部長が「人間のクズ」「切腹」といった暴言、さらには深夜・休日の執拗な連絡を実名で告発するという異例の事態が発生したからです。
市長側は一部の不適切な表現を認め謝罪したものの、容姿への中傷は否定。しかし、今の時代、「そんなつもりはなかった」という主観的な弁明は、法廷では一切通用しません。
本稿では、添付された資料や最新の裁判事例に基づき、特定社会保険労務士の視点から、ハラスメントが組織を滅ぼす「真の怖さ」を3つの視点と実務上の対策にまとめて解説します。
視点1:法律の進化と政府の狙い —— 「個人の問題」から「経営の義務」へ
かつてパワハラは「現場のコミュニケーション不足」として片付けられてきました。しかし、現在は「改正労働施策総合推進法(通称:パワハラ防止法)」により、企業には極めて重い義務が課せられています。
改正の経緯
精神障害による労災認定件数が右肩上がりで増加し、過労自殺が社会問題化する中、政府は「ハラスメントは国家的な損失」と位置

坂の上社労士事務所
1月17日読了時間: 5分


【論考解説】プルデンシャル生命「31億円詐取」と生保業界の腐敗構造
2026年1月16日、生命保険業界を根底から覆す衝撃的なニュースが飛び込んできました。業界の寵児と目されてきた「プルデンシャル生命」において、100名を超える社員らが関与する31億円規模の不祥事が発覚し、現職社長が引責辞任に追い込まれたのです。
特定社会保険労務士として数多くの企業のガバナンスや労務管理を指導してきた立場から、この事態を単なる一企業の不祥事として看過することはできません。報道資料を徹底解析し、プルデンシャル生命および生保業界全体が抱える「構造的な闇」を7つの論考的視点で断罪します。
1. 【組織的腐敗】「100人、30年、31億円」という異常な数値
プルデンシャル生命の不祥事で最も驚愕すべきは、その規模と期間です 。
関与人数:1991年以降、100人以上の社員・元社員が関与していたという事実は、もはや個人の逸脱ではなく「組織的な病理」と言わざるを得ません。
継続期間:30年以上にわたり、500人から不適切に金銭を受領し続けていたことは、社内チェック機能が長期間にわたり完全に麻痺していたことを証明していま

坂の上社労士事務所
1月16日読了時間: 6分


【社労士が斬る】2026年労災保険大改革!遺族年金の「男女格差」撤廃と農林水産業の強制適用、時効延長まで徹底解説
令和8年1月14日、厚生労働大臣の諮問機関である労働政策審議会が、労災保険制度を根本から見直す「建議」をまとめました。今回の改正案は、昭和の家族観に基づいた制度を現代の「共働き・多様な働き方」に合わせてアップデートする、非常にインパクトの強い内容です。実務家として特に注目すべき3つの視点で要約し、資料の深掘り解析を行います。
1. 遺族年金の「55歳の壁」が崩壊!男女格差の完全解消へ
これまで労災遺族年金には、妻が受給する場合は年齢制限がない一方、夫が受ける場合は「55歳以上」という厳しい年齢制限がありました。
夫の支給要件撤廃:夫にのみ課せられていた年齢制限や障害要件が撤廃されます。
「特別加算」の廃止と水準統一:55歳以上の妻などに上乗せされていた特別加算が廃止され、遺族1人の場合は一律で給付基礎日額の175日分に引き上げ・統一されます。
背景:「世帯主が夫、専業主婦が妻」という前提を捨て、被扶養利益の喪失を平等に補填する考え方へシフトしました。
2. セーフティネットの拡大:農林水産業と家事使用人も「強制

坂の上社労士事務所
1月15日読了時間: 4分


【令和8年度厚労省予算案・完全解読】「人手不足」を「成長」に変える!社労士が読み解く、全施策網羅と企業の命運を決める3つの視点
令和8年度の厚労省予算案は、一般会計だけで35兆433億円(前年比2.1%増)という巨額の規模となりました。この予算の裏側には、人手不足を単なるピンチではなく、賃上げと生産性向上による「成長のチャンス」に変えようとする政府の強い意志が込められています。
以下、本資料の全容を漏れなく網羅し、社労士前田の視点から3つの核心的な視点に凝縮して深掘りします。
1.【経営革新】「三位一体の労働市場改革」の完遂と、物価を上回る賃上げの実現
政府は、賃上げと労働生産性の向上をセットで推進するため、1,961億円という巨額の賃上げ支援予算を計上しています。
「賃上げ」支援助成金パッケージ
中小・小規模企業に対し、業務改善助成金などを通じて、賃金引上げと設備投資を強力に支援します。
リスキリングによる能力向上(1,881億円)
教育訓練給付のさらなる拡充や、デジタル・生成AI人材の育成を推進します 。特に非正規雇用者が働きながら学びやすい環境整備が加速します。
ジョブ型人事の普及と労働移動
個々の企業の実態に応じた「ジョブ型人

坂の上社労士事務所
1月5日読了時間: 5分


令和7年版「過労死等防止対策白書」の深掘り分析:社労士(社会保険労務士)視点からの考察
令和7年版白書は、過労死等防止対策推進法施行後10年間の軌跡と現状を示す重要な資料です。一定の成果は見られるものの、依然として深刻な課題が浮き彫りになっています。社労士(社会保険労務士)の視点から、特に注目すべき点を深掘りします。
1.注目すべき事例・傾向:メンタルヘルス不調の急増と多様化するリスク要因
白書が示す最も顕著な傾向は、精神障害による労災請求・認定件数の急増です。特に自殺(未遂含む)以外の事案が大幅に増加しており、平成22年度比で請求件数は約3.5倍 、認定件数は約4倍に達しています。
女性・若年層の増加
従来、過労死・過労自殺は中高年男性の問題と捉えられがちでしたが、精神障害事案では女性の請求・認定件数が近年男性を上回る水準となっています。年齢別に見ても、若年層(20代・30代)での認定件数が多くなっています。
業種による偏在
精神障害事案は「医療、福祉」(特に社会保険・社会福祉・介護事業)で突出して多く、近年さらに急増しています。脳・心臓疾患では依然として「運輸業、郵便業」(特に道路貨物運送業)が最多で

坂の上社労士事務所
2025年10月29日読了時間: 6分


「ウチはフリーランスだけ」が危険!施行1年【フリーランス新法】違反指導が多発中。放置経営者が陥る「3つの経営リスク」を社労士(社会保険労務士)が解説
2024年11月1日(令和6年)に施行された「フリーランス・事業者間取引適正化等法」(通称:フリーランス新法)が、まもなく施行1年を迎えます。
厚生労働省の発表(令和7年10月24日公表)によれば、この1年間で都道府県労働局が指導を行った案件のうち、特に「ハラスメント対策に係る体制整備義務(法第14条)」と「募集情報の的確表示義務(法第12条)」の違反が目立っているとのことです。
「フリーランスだから、社員とは関係ない」「細かい体制整備は後回しにしている」
もしそう考えているなら、重大な経営リスクを見過ごしているかもしれません。まずは法律の基本をおさらいし、この問題を社労士(社会保険労務士)の視点で解説します。
そもそも「フリーランス新法」とは? 事業者が守るべき「3つの義務」
フリーランス新法(正式名称:特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律 )は、フリーランス(法律上は「特定受託事業者」)が安定的・効率的に業務に従事できる環境を整備するための法律です。
この法律により、企業(発注事業者)側には、主に以下のような義務

坂の上社労士事務所
2025年10月27日読了時間: 5分


【速報!緊急解説】退職代行「モームリ」家宅捜索!「手数料2万円」の裏に潜む、あなたの"権利"の落とし穴とは?
急成長していた退職代行サービス「モームリ」が22日、弁護士法違反の疑いで家宅捜索を受けました。報道によると、報酬目的で利用者を弁護士に違法に「あっせん」していた疑いが持たれています。
利用者は累計4万件超。多くの人が利用するサービスに、一体何があったのか?これは「モームリ」だけの問題なのでしょうか?
「退職」という人生の重大な局面で、あなたが損をしないために。 このニュースを社労士(社会保険労務士)の3つの視点で徹底的に解剖します。
1. 「伝える」と「交渉する」は天と地。違法の境界線はどこか?
今回の最大の争点は、弁護士法が禁じる「非弁行為(ひべんこうい)」です。
法律上、弁護士資格を持たない業者ができるのは、本人の意思を「伝える」こと(使者)だけです。「退職します」という『伝言』ですね。
しかし、もし会社側が「今は辞めさせられない」「有給休暇は認めない」「損害賠償を請求する」などと反論してきた場合、これに「交渉」で応じられるのは弁護士だけです。
報道されている「モームリ」の容疑は、この「交渉」が必要な案件を弁護士に紹介し、紹

坂の上社労士事務所
2025年10月22日読了時間: 3分


育休おめでとう!の笑顔の裏で深まる職場の溝、10万円で埋まりますか?社労士が明かす「全員が笑顔になる」次世代の働き方
「〇〇さん、育休おめでとう!」
祝福の言葉とは裏腹に、あなたの職場に、ほんの少しだけ気まずい空気が流れていませんか?
休む側は、周囲への「申し訳ない」という罪悪感。 支える側は、増える業務への「正直、しんどい」という本音。
この「見えない壁」が、職場のチームワークを静かに蝕んでいきます。 2025年10月から改正育児・介護休業法が完全施行され、多様な働き方が推奨される今、私たちはこの根深い問題をどう乗り越えれば良いのでしょうか。
罪悪感と不公平感の連鎖を断ち切り、「全員が心から応援し合える職場」を実現する為に、「職場の溝」を埋める解決策を3つの視点で解説します。
1.「思いやり」だけでは限界。感情を「仕組み」で解決する人事戦略
【現実】
「みんなで助け合おう」という精神論は、もはや通用しません。パーソル総合研究所の調査によれば、育休者の業務をカバーする同僚の42.6%が不満を抱き、残業時間は月平均5.6時間も増加しています。この「善意への甘え」を放置する会社は、静かに活力を失っていきます。
【解決策】
今、企業が導入すべき

坂の上社労士事務所
2025年10月9日読了時間: 4分


【今すぐ確認を】相談件数20万件超えの裏に潜む「制度不備」のリスク!!男女雇用機会均等法、労働施策総合推進法、パートタイム・有期雇用労働法、育児・介護休業法
厚生労働省から、「令和6年度 雇用環境・均等部(室)における雇用均等関係法令の施行状況」が公表されました。このデータは、企業が抱える人事・労務リスクを測る重要なバロメーターです。
各都道府県労働局雇用環境・均等部(室)への相談件数(男女雇用機会均等法、労働施策総合推進法、パートタイム・有期雇用労働法、育児・介護休業法)は過去最高水準に達し、法律リスクが深刻化している現状が浮き彫りになっています。経営者、人事担当者、そして専門家が今すぐ注目すべきポイントを、3つの視点から分かりやすく解説します。
1.相談件数"爆増"の裏側とハラスメント対策の盲点
令和6年度の「雇用均等関係4法」に関する相談総件数は202,311件と、前年度比で21.0%の大幅増となり、労働者側の権利意識の高まりと、職場でのトラブルの増加を明確に示しています。
特に注目すべきは、相談件数の内訳です。
法令名
相談件数(全体に占める割合)
育児・介護休業法
103,821件(51.3%)
労働施策総合推進法(パワハラ関係)

坂の上社労士事務所
2025年10月6日読了時間: 5分
不妊治療に関連する職場マニュアルが公表されています
厚生労働省より、「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」及び「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」が公表されています。
多様化が進む現代社会において、働き方においても各企業に多様化が求められています。従業員が不妊治療を受けながら働き続けられる職場

坂の上社労士事務所
2023年5月29日読了時間: 1分
令和4年4月からの主な制度変更についてのまとめ表を公表(厚生労働省)
厚生労働省のホームページ内に令和4年4月に実施される厚生労働省関係の主な制度変更のうち、特に国民生活に影響を与える事項について情報を取りまとめた表が公表されました。 雇用、労働関係の変更に関して重要なものを抜粋いたしますと、 ◆雇用保険制度の見直し (主な対象者:事業主及び労働者

坂の上社労士事務所
2022年3月30日読了時間: 3分
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