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中小企業の賃金改定に関する調査結果を公表 賃上げ率3.62%(日本商工会議所より)

  • 執筆者の写真: 坂の上社労士事務所
    坂の上社労士事務所
  • 2024年6月27日
  • 読了時間: 1分

令和6年6月5日、「中小企業の賃金改定に関する調査」の集計結果が公表されました(日本商工会議所より)。

この調査は、物価上昇や人手不足を背景に賃上げの機運が高まり、雇用の7割を支える中小企業の賃上げへの関心が高まるなか、中小企業の賃上げの実態を詳細に把握し、今後の要望活動に活かしていくために、令和6年4月1日から5月17日にかけて実施されたものです。


【調査結果の概要】

①2024年度の賃上げ

・2024年度に「賃上げを実施予定」とする企業は74.3%と7割を超え、1月調査から13.0ポイント増。うち「防衛的な賃上げ」は59.1%と依然6割近く。

・従業員数20人以下の企業では、「賃上げを実施予定」は63.3%。うち「防衛的な賃上げ」は64.1%。規模の小さな事業所では、賃上げの動きやや鈍く、厳しい状況。


②正社員の賃上げ

・【全体】賃上げ額(月給)9,662円、賃上げ率3.62%(加重平均)。

・【20人以下】賃上げ額(月給)8,801円、賃上げ率3.34%(加重平均)。


③パート・アルバイト等の賃上げ

・【全体】賃上げ額(時給)37.6円、賃上げ率3.43%(加重平均)。

・【20人以下】賃上げ額(時給)43.3円、賃上げ率3.88%(加重平均)。


この調査においては、中小企業の賃上げ率は3.62%という結果でした。

これを受けて、報道では、「大企業との格差は大きい」などとして取り上げられています。


<「中小企業の賃金改定に関する調査」の集計結果について(日商)>


 
 

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