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執筆者の写真坂の上社労士事務所

毎月勤労統計調査 令和6年6月分結果速報 実質賃金27か月ぶりにプラス  1.1%増 

厚生労働省から、「毎月勤労統計調査 令和6年6月分結果速報」が公表されました(令和6年8月6日公表)。


これによると、労働者1人あたりの平均賃金を示す現金給与総額は、前年同月比4.5%増の49万8,884円となり、30か月連続で前年同月を上回り、97年1月分(6・6%)以来の水準となりました。

なお、6月は、一般的に賞与が支払われる月であり、現金給与総額のうち、特別に支払われた給与が、前年同月比7.6%増の21万4,542円となっています。


また、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比1.1%の増加となりました。


実質賃金は5月分まで、26カ月連続でマイナスとなっており、比較可能な1991年以降で過去最長を記録していました。

名目賃金は伸び続けていたものの、物価の上昇に追いつかない状況が続いていましたが、令和6年春闘における歴史的な賃上げが浸透して基本給が増えたほか、好調な企業業績が反映されたとみられる賞与の増額により、名目賃金の伸びが物価の上昇を上回ったようです。

実質賃金が、前年同月比でプラスとなるのは、実に27か月ぶりとなりました。


実質賃金がプラスとなる状況が続くのか、今後の動向に注目です。



詳しくは、こちらをご覧ください。


<毎月勤労統計調査ー令和6年6月分結果速報>


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