10月19日に健保連(健康保険組合連合会)から「令和2年度 健康保険組合決算見込集計結果」が公表されました。
報告書によれば令和2年度決算見込みにおいて高齢者拠出金が増加(3.2%)し、新型コロナ感染拡大の影響から保険料収入が減少(▲0.7%)したものの、感染拡大下における受診
控え等により保険給付費が大きく減少(▲5.1%)し、2,952 億円の黒字となりました。
また業態別では、特定の業種(「繊維製品製造業」、「運輸業」、「宿泊業・飲食サービス業」、「生活関連サービス・娯楽業」)において報酬の悪化(特に賞与の悪化)が著しく関連組合の経常収支も大幅に悪化しております。
コロナ禍で受診控えという特殊な要因で黒字が維持されましたが、少子高齢化に歯止めが掛からない中で健保連としては厳しい財政状況が続くと分析しているようです。
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