top of page

【緊急寄稿】山本太郎氏、議員辞職。あの時、新宿で私が見た「10円ハゲ」と「男の勲章」――彼が命を削って遺した功績について。

  • 執筆者の写真: 坂の上社労士事務所
    坂の上社労士事務所
  • 1月21日
  • 読了時間: 6分
山本太郎

今日は、日本の政治にとって、そして私個人にとっても、非常に大きな衝撃となるニュースについてお話しなければなりません。

「れいわ新選組・山本太郎代表、議員辞職」

報道によれば、理由は「健康問題」。長年の激務と心労が重なり、これ以上国会議員としての職責を全うすることが困難になったというものです。このニュースを聞いた時、私は政治家としての彼への評価云々以前に、彼という一人の人間が背負ってきたもののあまりの重さに、言葉を失いました。

彼自身、会見の中で「10円ハゲが年に5個も6個もできる時があった」と語っています。心身ともに限界を超えていたのでしょう。実は、この話を聞いた瞬間、私の脳裏には、ある一つの強烈な記憶がフラッシュバックしました。

それは、彼がまだ今の勢力を築く前、活動の初期段階での出来事です。


新宿・ビックロ前で見せた「男の勲章」

場所は新宿、当時のビックロの前でした。彼はたった一人でマイクを握り、道行く人々に必死に訴えかけていました。私は偶然その場に居合わせ、演説を終えた彼に話しかける機会があったのです。

その時、至近距離で対面した山本太郎さんの頭には、はっきりと分かる「10円ハゲ」ができていました。私はそれを見て、心配というよりもその生々しい事実に驚いてしまい、ついデリカシーもなく指をさしてしまったんです。

「あ、ハゲてますよ」と。

失礼な話ですよね。普通なら不機嫌になるか、隠そうとする場面です。しかし、彼は違いました。私の言葉を聞いた山本太郎さんは、あの屈託のない、太陽のような笑顔でこう返してくれたんです。

「こんなの、男の勲章ですよ」

そう言って、豪快に笑い飛ばしたんです。その時の爽やかさ、悲壮感を微塵も感じさせない強さに、私は理屈抜きで心を掴まれました。「ああ、この人は本気なんだ」と。自分の身を削り、ボロボロになりながらも、それを「勲章」と呼べる精神性。そこに、政治家としてどうこう言う前の、人間としての圧倒的な「太さ」を感じたのを、今でも鮮明に覚えています。

今回の辞職という事実は、あの時の「勲章」が、実は限界を超えて増え続け、彼の体を蝕んでいたことの証明でもあります。あの笑顔の裏で、彼はどれほどの孤独と戦っていたのか。そう思うと、胸が締め付けられる思いです。


社労士として信じた「消費税廃止」への本気

しかし、私が今日皆さんに語りたいのは、単なる同情ではありません。私が社労士として彼を支持し、注目し続けてきた理由は、もっと実務的で、切実なものです。

それは、彼が掲げ続けてきた「消費税廃止」という政策への信頼です。

私は日々、中小企業の経営者の方々と向き合っています。今の日本の税制、特に消費税がいかに現場の活力を奪い、赤字企業からも搾り取る過酷なシステムであるかを痛感しています。

選挙の時期になれば、どの政党も票欲しさに「減税」や「給付金」を口にします。しかし、それらはどこか「選挙対策の道具」として使われているようにしか響かない。そんな中で、結党当初から一貫して、誰に何と言われようと、ぶれることなく「消費税廃止」を掲げ続けてきたのは、れいわ新選組だけでした。

「消費税は廃止できる」「廃止こそが最大の経済対策だ」

そう真っ向から言い切る彼の姿には、嘘のない「本気」がありました。その政策的整合性と、それを貫く覚悟。そこに私は、実務家としての強い共感を寄せていたのです。


彼が残した最大の功績=「政治を面白くした」こと

そして、ここからが本題です。山本太郎という政治家が、日本の政治史に何を残したのか。彼の最大の「功績」とは何だったのか。

それは、法律を通した数や議席数といった数字の話ではありません。私は、彼が「政治を面白くした」こと、そして「政治を私たちの手に取り戻した」ことこそが、最大の功績だと考えています。

「政治を面白くするなんて不謹慎だ」とおっしゃる方もいるかもしれません。しかし、現実はどうでしょう。面白くなければ、人間は見ないんです。関心を持たないんです。かつての政治は、灰色のスーツを着たおじさんたちが、難解な言葉でお経のように喋るだけの、退屈極まりない世界でした。だから多くの国民は政治から目を背け、投票に行かなくなってしまった。

そこに現れたのが山本太郎でした。牛歩戦術、喪服での登院、天皇陛下への手紙。彼のやるパフォーマンスには常に賛否がありました。批判も浴びました。

しかし、彼はそのパフォーマンスというダイナマイトを使って、政治という巨大で退屈な岩盤を爆破したんです。その爆音を聞いて、今まで政治に見向きもしなかった人たちが、スマホを片手に「なんだあれは?」「何が起きているんだ?」と振り向いた。

彼は、政治を一部の特権階級のものから、「私たち大衆のもの」へと引きずり戻した第一人者です。「政治って、高尚な議論じゃなくて、自分たちの生活を守るための喧嘩なんだ」 「自分たちの声を届けるためのステージなんだ」

ということを、あれほど分かりやすく、劇的に見せつけた政治家はいません。彼はエンターテインメントの力を借りて、政治的無関心層という岩山から、主権者意識という「鉱石」を掘り起こしたんです。これこそが、誰にも真似できない、彼だけの仕事でした。


「出る杭」として生きる姿を、子供に見せられるか

私には子供がいますが、今の日本の政治家で、子供に見せて「これが政治家だ」と言える人がどれだけいるでしょうか。私は、山本太郎なら見せられると思っています。

もちろん彼の手法の全てを肯定するわけではありません。でも、「見てごらん。たった一人でも、あんなに大きな力に向かって、間違っていることは間違っていると叫んでいる大人がいるんだよ」と教えることができる。

皆に笑われても、指をさされても、10円ハゲを作ってまで、自分の信じる正義のために戦う姿。それは、どんな道徳の教科書よりも、リアルで強烈な教育になります。

「出る杭は打たれる」と言われるこの日本社会で、打たれても打たれても、なんなら自分から打たれに行って、それでもまた生えてくる。そんなタフで、ユーモアがあって、一生懸命な大人の姿を子供たちに見せること。それが、彼が体を張って私たちに教えてくれたことなんだと思います。


最後に:山本太郎さんには必ず戻ってきてほしい

今回の辞職報道を受けて、彼が表舞台から消えてしまうことを危惧する声も多いでしょう。しかし、私は信じています。あの新宿で「男の勲章だ」と笑った彼が、このまま終わるはずがないと。

山本太郎さん、今はとにかく休んでください。ボロボロになった心と体を、徹底的に治してください。まずはご自身を救ってください。それが今の最大の政治活動です。

そして、必ず戻ってきてください。消費税廃止というゴールテープを切るためには、やはりあなたの突破力が必要なんです。

社労士として、そしてあの日あなたに声をかけた一人の男として、あなたが万全の状態で、またあの爽やかな笑顔で永田町に嵐を巻き起こしに帰ってくるのを、心から待っています。

政治は、まだ終わっていません。彼が面白くしてくれたこの政治というステージを、今度は私たちが、有権者一人ひとりが、しっかりと見守り、参加していく番です。


坂の上社労士事務所 給与計算・就業規則・助成金・社会保険・労務相談・人事評価(東京都千代田区神田三崎町/全国対応)

マネーフォワード公認プラチナメンバー/マネーフォワード給与・勤怠

代表 特定社会保険労務士 前田力也

水道橋オフィス 東京都千代田区神田三崎町2-17-5稲葉ビル203【東京都、全国対応】

国分寺オフィス 東京都国分寺市本町4-7-5サンプラビル2階 【立川市・八王子市・国分寺市・武蔵野市など多摩エリア・中央線沿線対応】

お問い合わせ support@sakanouehr.com

電話 03-6822-1777

bottom of page