【緊急警告】私たちはもう、国を動かす「お客さん」じゃない!
- 坂の上社労士事務所

- 10月4日
- 読了時間: 4分
更新日:10月5日

2025年の自民党総裁選。メディアが「初の女性総理誕生!」と大騒ぎしていますが、このお祭りを「遠い国の話」として見ている私たち国民の反応は、「政治に興味がない」なんていう生ぬるいものではありません。
これは、本来この国の「主人(あるじ)」であるはずの国民が、政治から追い出され、自分たちのリーダーをただ見ているしかないという、日本の「民主主義」が壊れ始めている証拠です。
今の日本で起きている「絶望的な状況」を、社労士前田の視点でハッキリと指摘します。
1.政治の「お祭り騒ぎ」が、国民の悲鳴をかき消す!
テレビや新聞は、自民党総裁選を、まるで人気ドラマやスポーツの試合のように大々的に報道しました。これが問題です。
政治がショーに化けた
メディアは、誰が勝つか、誰が誰を裏切るか、という「権力争い」という名の政治ショーばかりに時間を使いすぎました。
「生活の苦しさ」はBGMに
本当の問題は、物価が高くて子育てが大変なこと、年金生活が苦しいこと、増税が続くことです。これは国民の「助けて!」という悲鳴です。
仕組まれたすり替え
メディアと政治家は、この「政治ショー」を報道することで、国民にとって都合の悪い話(増税、物価高、政治のお金の問題)を、「刺激的だけど、どうでもいい内輪のケンカ」にうまくすり替えることに成功しました。
その結果、政治は私たちの生活を良くする道具ではなく、国民とは関係ないところで勝手にやっている「閉じたリアリティショー」になってしまいました。私たちはただ、そのドラマを見ている「視聴者」にされてしまったのです。所謂「オールドメディア」の罪は非常に重いものと言えます。
2.「選挙で変えられない」絶望が、政治をあきらめさせる
今、多くの国民が自民党の政治に怒っています。それは先の参議院選挙でも明らかです。でも、「怒っているなら、他の党に入れればいいじゃないか」という話になりません。
受け皿がない
怒りの矛先を向けて「この党に任せよう!」と思える、信頼できる野党第一党がいません。
「何を選んでもムダ」という病
怒っても、入れても、結局「どうせ何も変わらない」と感じてしまう。この「変えられない」という絶望感が、国民を「政治的ニヒリズム(虚無主義)」、つまり「政治なんか、どうでもいい」という状態に追い込んでいます。
政治をあきらめて「期待しない」のは、一見クールに見えますが、実は一番危険です。なぜなら、私たちが諦めて黙っていると、今の政治家たちにとっては「このままでいいんだ」というサインになってしまうからです。
3.私たちは「主人」から「お客さん」にされてしまった
「政治は結局、サル山のボス決めだ」「私たちにはどうせ何もできない」という声は、今の政治を最も痛烈に表しています。
「蚊帳の外」にいる感覚
私たちの意見が政治に届かず、「特権階級の政治家が決めたこと」をただ受け入れるしかないと感じています。
主人の役割を放棄
この感覚が行き着く先は、「もう自分たちが政治の主人(主権者)でいるのはやめた」と国民が自ら役割を捨てることです。選挙の投票率が低いのは、まさにこの「政治的な無気力」の最終的な表れです。
そして、この国民の「無関心」こそ、今の政治家たちが一番望んでいることです。国民が何も言わずに静かにしてくれていれば、政治家は組織票だけで当選でき、国民の顔色をうかがう必要がないからです。
今の日本の政治は、国民が主権を捨て、政治家が国民への説明責任を捨てるという、お互いの「諦め」によって成り立っています。形だけ民主主義が残っていますが、その「魂」はもう抜かれてしまったのです。
政治をあきらめて黙ってしまうことは、今の古いシステムを延命させる最大の協力になってしまいます。
だからこそ、私たちは「期待しない」という冷めた見方を持ちながらも、政治家やメディアに対して「ちゃんと見ているぞ!」と声を上げ続けること。これこそが、私たち納税者ができる最後の「正義」だと社労士前田は考えます。
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